しょっちゅう起こる頭痛の原因をめぐる探求と意外な解決
しょっちゅう起こる頭痛
頭痛持ちの皆様、こんにちは!
今回は「頭痛持ち」の方じゃないと、何のコッチャという感じの話です。
ワタクシ、自称頭痛のプロでございます。
小学生ぐらいからコンスタントに週に1~2日ぐらい、頭痛してきました。
私の頭痛のタイプは、風邪やウイルスなどの外的な要因によるものではなく、体調は良好でも週に1~2回は頭痛い~という状態になり、何時間か「は~痛い痛い」と過ごし、頭痛薬で落ち着く、というタイプです。
頭痛もいろいろなタイプがありますが、原因と解決法は結構共通しているかもしれないと思い、この記事を書いています。
小学校の頃から頭痛というものは認識していて、体調不良といえば頭痛のことだと思っていました。
私は2019年5月に「副鼻腔炎」の手術を受け、頭痛もついでに治るのではないかと期待していたのですが、直接頭痛が治ることはなかったのです。
が、手術の直後に、一度強い頭痛を経験したことから、頭痛が起きる原因に近づいた感覚がありました。
その後、徹底的に頭痛の原因と対策を検証していったところ、再現性のあるメカニズムが見つかりました。現在は、
- 頭痛が極力起きないように出来る
- 頭痛の原因になることをしてしまったら頭痛薬を用意して外出
- 時間の余裕が出来た時に頭痛の原因を取り除く
という生活リズムが出来ています。
なんだ頭痛薬飲むんじゃん笑。はい。
でも、必要な時に最低限飲んで治すことが出来るなら、常に頭痛薬を持ち歩いたりする事もないし、頻発する頭痛に根本的に治る様子もないのに飲み続けるという事もありません。
本題に入る前に
頭痛の悪影響
を列挙しておきますと
- 「頭が痛い」以外のことが考えられない
- 仕事中に頭痛が来ても、いつ終わるかわからない
- 頭痛の不安でしばらく行動を抑える
また人間関係でも、頭痛がしていると
- (こっちは頭痛で大変なのに)(今はカンベンしてよ)という気持ちで、会話に応答する。消極的な対応になる。
- 弱ってるところに会話の場面が来て、避けられないと、相手に攻撃をされたように感じる。
- 会話の結論を急いで話を終わらせる。
ということが多々あったと思います。これでは良い人間関係が作れるわけはありません。
人間関係が悪くなれば、協力体制が取れなくなり、すべて自分で解決しなければなりません。
度々の頭痛で、自分一人でできると思っていたことが長い目でみると、思いのほか進んでおらず、抜けだらけです。
このままで大丈夫だろうか、、不安は大きくなっていました。
そんな状態だったので、頭痛に「解決」が必要でした。
じゃないと前に進めない、そういう思いがありました。
それで進めたのが、
頭痛日記で頭痛の原因追求
でした。以前に頭痛外来に一回だけ行ったときに、「頭痛日記をつけなさい」と指導されたことがあり、それを実践していったのです。
便秘が解消した時に頭痛が解消した事があれば便秘が原因か?と疑い、次の頭痛も同じように治るか確かめ、治らず。
肩コリのせいかと考えて整体で徹底的にコリをほぐした後に頭痛は起きないかというと、2,3日後にやっぱり起こり。
だんだんと頭痛の起きるシチュエーションを絞っていきました。
一度、歯の治療の後に頭痛が頻発し、その治療のせいではないかと疑った事もありました。親知らずが虫歯になっているのでは?と思った事もあり予約をするのですが、そういう場合は逆に、診療の日には頭痛はすっかり治っていて、親知らずも虫歯になっておらず、何の為に歯医者の予約をしたか分からないような事もありました。
だいぶあてが外れて、これかと思い当たる項目が無くなって来たので、
一旦頭痛以外の体調不良も治しておこう
と考えました。
鼻詰まりが酷くなっており、鼻をかむのですが鼻水は出てきません。夜中に息が止まって目が覚める事が結構な頻度であったので治したいと思っていたのです。
近所の耳鼻科でみてもらうと、鼻のずっと奥、副鼻腔が炎症している、とのことでした。しばらく抗生剤を飲んで様子を見ることになりました。それと一緒に鼻の詰まりを一時的に緩和する血管収縮作用のある点鼻薬を処方してもらいまして、こっちは即効性があり、鼻が通る事で頭がハッキリし、爽快な感覚を覚えました。効果は1時間程しか持ちませんでしたが。
今思うとこの気付きは大事だったとおもいます。鼻が詰まっていても口で呼吸する事は出来ますから、それに慣れてしまう可能性もあったと思います。
1ヶ月程、抗生剤を飲みましたが、副鼻腔の炎症も鼻の詰まりも解消しませんでした。
それで私は医師にこう相談しました。
「手術で治るものなら、手術を受けたい」
医師は手術しかないのか確認する必要があると説明しました。もう何種類か抗生剤の効果があるか確認して、手術しか方法がない時に手術を受けられると。
それから2週間程、違う薬を飲みましたが、鼻の詰まりは変化はありませんでした。手術をする事になりました。
しかし、手術は簡単な手術ではなく、全身麻酔のうえ、8日間も入院する必要があるのでした。なおかつ、手術の予定は一杯で1.5ヶ月待たなければなりませんでした。
ちょっと、考えますと答え、そしていつか時間が出来たときにやる、というのが妥当な考えに思えました。
しかし、手術までの1.5ヶ月の間、何日も息が止まって目が覚める夜を過ごすだけでも、そんなんで大丈夫だろうか、と思いましたし、CTスキャンの画像で脳や神経に近い部分に異物があるのを見て、そのうち時間が出来たときに、とは考えられませんでした。
時間を作るべきだ。早く良くなって休んだ分は取り戻したほうが、トータルでは良いと判断しました。
一番早い日程の手術日に予約を入れました。
手術は全身麻酔で意識を失った後、一瞬で手術後のシーンにワープしたかのようにあっさり終わりました。
その間に2時間の時が流れていたというのが信じられませんでした。
そして、手術前に「今日もいつもの頭痛始まりそうだな…でも手術のおかげで頭痛起きなくなるかも♪」と期待していたのですが、
手術後まさかのいきなりMAX頭痛。
しかも、自由に頭痛薬が飲めないので頭痛が解除されない
苦しみました。手術した副鼻腔自体の痛みは感じないぐらいのものなのに、いつもの頭痛のがひどい。
鼻と副鼻腔の中にガーゼがぎっしり詰まっているせいもあり、鼻というより頭に近い部分が物理的にパンパンで頭に血が昇ってる感じ。
鎮痛解熱剤は座薬です。。
手術していないほうの鼻もガーゼで押されて空気は通らず、完全に口呼吸だけで、水も自由に飲めません。おしっこはカテーテル。これもそうとうキツかった。
手術から1日後に鼻の中のガーゼを交換し、すこしパンパンが緩和するとともに頭痛が和らぎました。
手術から2日後に副鼻腔のガーゼを取り除くと、頭痛は去っていき、少しずつ鼻に空気が通るようになりました。
鼻で空気が吸える爽快感と頭が目覚める感覚を得ました。
ここまでで頭痛に関してわかったことは、物理的に神経に近い部分をパンパンにガーゼを詰めると頭痛がする、ということです。
でも、ガーゼを外したら頭痛は無くなったことから、日常的にパンパンに詰めることは無いにも関わらず頭痛はしています。
ということは、神経に何かがあると頭痛がする、というわかったような余計わからないような、そんな感じになりました。
鼻が通るようになって、よく眠れるようになりました。
寝ている間に息が詰まる心配もないので、いつでも寝れるようになりました笑
手術後の経過もよく、予定の退院日程を早めて、退院となりました。
鼻が通るって素晴らしい
当たり前ですが、苦しくない。
鼻から吸い込んだ空気が、すぐに必要な分だけ頭に供給される。
このことで、一日にやれる仕事や調べ事が、持続的、網羅的に出来るようになりました。
しばらくは止まっていた仕事を精力的にこなし、時には夜を徹して朝までやり続けることもありました。
入院中の規則正しい生活は数週間で、元の不規則な生活に戻っていきました。
むしろ、手術前よりハードに仕事を出来るようになっていきました。
自分で考えたやるべき事をとことんやる生活を行っていましたが、金銭的な結果は出ずでした。
それでも体調は良いので、何度も夜じゅう仕事を続けてしまうことがありました。
そんなフラフラの状態でメンタリストDaiGo氏の「病院行っても治らない頭痛や腰痛の正体」という動画に出会いました。
睡眠不足によって痛みの感覚が120%強くなり普段は痛みと感じない事も痛みとして感じる。それが慢性的な頭痛や腰痛の原因かもしれない、
と、とても納得のいく説明でした。
ちょうどその夜は一晩徹夜で調べごとをした後だったので、これで頭痛が起きるってことかな、、と考えてしばし浅い眠りにつきました。そしたら、、
理論どおり頭痛が発生しました。。
メンタリストDaiGo氏、テレビやニコニコ動画の世界の人だと思っていたのに、遠く離れた他人の身体の問題点と回避方法を提示できるなんて。
すごい人だ。ご本人は頭痛なんてしないだろうに、動画を一回観ただけの人に、理論どおりに人の身体のメカニズムを説明できるなんて。
氏じゃない、もう師だ。師匠だ。
私が長年苦しんだ
頭痛のメカニズムをまとめ
てみると以下の通りになります。
①心配事や、日中に終わらなかった事を夜間に解決しようとする。
②遅くなって眠るが、鼻が詰まり呼吸が止まり、何度か目が覚める。
③深刻な寝不足になる。
④痛みの感覚が120%になる。
⑤パソコンやスマホをいつも通りに使うダメージで頭痛になる。
⑥やりかけの仕事や、やらなければいけない事を中断し延期する。
⑦①にもどる
これに対し、師の説明をもとに、頭痛にならないスパイラルを考えると以下のようになります。
①心配事や、日中に終わらなかった仕事を夜間にやらない。解決しない、と心得る。
②眠りの中断になる要素を無くす
③昨晩寝不足だと分かっていたら、日中昼寝をする予定を組む
④痛みの感覚が強まっていないかチェックし、頭痛の予兆があれば昼寝する。頭痛薬準備。
⑤パソコン、スマホの画面をできるだけ目に優しいものを使用し、輝度を下げる。
⑥仕事ややらなければいけない事は細かく区切り、一旦終わりとするポイントを作る。夜に持ち込まない。
⑦メカニズムが正しいか、対策が十分か確認し①へ戻る
現在は、いつおこるかわからない頭痛の心配からは解放されました。
寝不足を無くせるわけではないですが、翌日頭痛が来る、と準備ができるのでだいぶ安心です。
今後は運動なども取り入れて身体を疲れさせ眠り易くし、運動で不安や不満を解消する方法も見つけたいと思っています。
そして、それは可能なんだと、今は前向きに思えるようになりました。
副鼻腔の手術をしてくださった主治医の先生と、メンタリストDaiGo師には感謝することしきりです。
コメントする